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越後長岡を中心にローカルな食べ物やネタをレポートするB級ブログ
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長岡で2月といえば『美松の39セール』の月だ。

長岡の老舗洋菓子店である美松の創業祭として、毎年2月限定でシュークリーム10個入りが1箱390円(税込み410円)で販売されるのだ。


同系列の『ガトー専科』にスッカリ人気を奪われた『美松』も、今月だけは繁盛店の仲間入り。

長い行列が厚生会館前を横切っている、とか、更に折り返して並んでいる、とかいう噂をよく耳にするが、それが事実であることは大手通りを歩けばすぐに納得いただけると思う。

それも一人で10箱買って帰る人も珍しくない。

俺が今までに目撃した中では、一人で20箱買って5箱で一縛りになった物を両手両脇に抱えて小走りに駆け抜けてくおっちゃんがいた。

大量買いする人ってのはたぶん近所に配ったり人から頼まれたりするのだろうか?

この時期に営業に行くとあちこちで美松のシュークリームを出されて嫌になった、という話も聞く。




まあそれはともかくである、2月になったからには『美松のシュークリーム』を食わなきゃならぬ。

俺も美松のシュークリームを手に入れた。


いや、もっと正確に言うと買ってきてもらった。


買って来てくれた人は仕事で付き合いのあるお客さん。

「これから美松に並びに行くんだけど、良かったら買って来ようか?」

「お願いしま~す」

行列嫌いの俺には、実にありがたい申し出だった。


翌日配達に行った折り、シュークリームを渡されながら

「ちょっと聞いてよ~、昨日すっごい並んですっごい待たされたんだYO!」

「どんくらい並んでたんすか?」

「2時間」




な、なにぃ~!!!!!!!



こいつぁ予想外だ!

いくらなんでも2時間待ちとは、、、、、、ありえねえ。



でっけえ借りが出来ちまったぜ。



かくして俺は美松のシュークリームを手に入れた。

会社に戻り、さっそく開けてみる。



相変わらずどことなく適当チックに詰め込んである。



シュークリーム自体も、通常商品として流通しないであろう歪な形の物が多い。

いや、まあしょうがないんだけどね。

会社の人に配る前に、撮影も兼ねて1個つまみ食い。

実を言うと、美松のシュークリームを食べるのは6~7年ぶりだ。



うん、相変わらずチープでそこそこの美味い。

でも昔はもっとカスタードの色が黄色くて、味ももうちょっとコク味があったような気がする。

気のせいかも知れないけど。


それにしても、なぜ長岡人は2月になると無性に美松のシュークリームを食いたくなるのか?

言っちゃ悪いが格別に美味いわけでもない。

170円余計にお金を出して580円払えば、もうちょっと美味くて大きいマルシャンのシュークリームが並ばずに買えるのだ。

なぜ1~2時間も並んでまで美松のシュークリームにこだわるのか?











愚問である。


行列に並んでまで買う、あるいは買ってきてもらう、そこに価値があるのだ。

困難を乗り越え手に入れてこそ、そこに人は無意識に価値を見出す。

例え人に買ってきてもらったものでも、買ってきた人に対する敬意と感謝の気持ちを持って、心から味わう。

それがいいのだ。




結論
美松のシュークリームは舌でなく、心で味わうべし!












そうすれば美松の39セールのシュークリームでも美味しく食べられるだろう。

拍手[5回]

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美松のシュークリームこそ
長岡の冬の名物。
わたしも毎年並んでいます。
並んで買うからまいうー。並んでいることへの一体感。買えそうな順番であるのに前の人が何箱も買って買えないでまた1時間待つガッカリ感。
そこらへんをごちゃまぜして食べたミルクチックなクリーム味さいきょうっしょ
おじゃる○ 2009/02/11(Wed)21:12:22 編集
みましゅー
いち井のラーメンも今の場所に移転して行列が出来るようになってから一回しか食べに行ったことが無いぐらい行列嫌いなので、自分でみましゅー買うのもできずに、今年はまだ一個も食べてません。
くいてー。
じん 2009/02/12(Thu)19:05:02 編集
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