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越後長岡を中心にローカルな食べ物やネタをレポートするB級ブログ
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一月のある日曜日、友人のヤスの結婚式に参加するため軽井沢に向かった。


遠い軽井沢で式を挙げるので、本当は友人たちにわざわざ参加してもらうのは悪いと身内だけで済ませる予定だったんだけど、なぜか新郎側から押し掛け参加者が3人も出てしまったのだ。

おまけに俺は一週間結婚式の日取りを勘違いしていて、危うく本来の結婚式の一週間前に軽井沢まで行くところだった。

いやー、もうほんと、勘違いして出掛けようとしてた前の日にヤスから電話が掛かって来なかったら、なにもないのに軽井沢まで出掛けて途方に暮れるところでした。

まったく困ったものだ。



まあそれはともかく、こちらの記事でも書いたように、ついついヤスの結婚式の前の晩、予定外に日付が変わるまで深酒してしまった。

おかげさまで翌日は見事な二日酔い。

7時に起きて早めに出掛け、式の時間まで軽井沢を散策する予定だったが・・・


もう全然ダメ。

7時には起きれたが、無理だ。二日酔い酷過ぎ。

8時まで二度寝することにして出発予定を一時間遅らせることにした。


そして8時に二度目の起床。

あー、きもーち楽になった気がするけど勘違いかもしれないレベルに回復。

さすがにこれ以上遅らせられない。

時間的にはかなり余裕あるけど遠出だからな。

二日酔いで重い頭と体に鞭打って支度を始めた。


支度が完了し、雪のチラつく中9時に家を出発。


途中「カメラを忘れて家に取りに帰るプレイ」「財布を忘れてゆかいなサザエさんプレイ」を楽しみつつ、9時半頃長岡ICから高速へ。


そして・・・


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天地人応援便乗企画・会津若松特集第3弾!


今回は取り上げるのは、会津若松のオリジナルなB級グルメである『煮込みソースカツ丼』です。

『ソースカツ丼』は知ってるけど『煮込みソースカツ丼』って、何?っと思われる方も多いでしょう。


フフフ・・・それでは説明しましょう!

煮込みソースカツ丼とわっ!!




割り下の代わりにソースで煮込んだ卵とじのカツ丼です。


えっ、それだけ?と思われるかもしれません。

でも、意外とそういった発想をする人は少ないらしく、ソースで煮込んだ卵とじのカツ丼は、僕の知ってる限りでは会津以外にもう一ヶ所あるだけです。

ウスターソースに潜らせた普通のとんかつを丼飯に載せただけの、それこそ誰が思いついても不思議じゃないような普通のソースカツ丼は各地で似たものがありますけどね。

長岡でも同じようなのが喰えますし。


そして今回調査に訪れたのは、煮込みソースカツ丼の元祖『なかじま』です。



まあ例によって調査に出掛けたのはだいぶ前の話なんですけどね。

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*この記事は『金沢~能登の旅 その1』の続きです。




金沢駅から撤収した後、まあ輪島に向かったわけですが、途中経過を文章に起こしてもあんまり面白くないので端折りますね。


というわけで気がついたら輪島に着いてました。



こちらは廃線になった旧輪島駅跡に作られた道の駅『ぷらっと訪夢』内にあるホームの跡地です。

駅名の書かれた白い看板(駅名票ってんですか?)の次駅の欄に「シベリア」っと書かれているのがわかりますでしょうか?

もちろん海を越えて遙かシベリアの地まで線路が続いていたわけではありません。

なんでもこれは、本来終着駅である輪島駅では次駅の欄のところは元々空白だったのですが、国鉄時代の昔からそこにマジックで「シベリア」と書くイタズラが繰り返され、それに業を煮やした駅側が最初から「シベリア」と正式に書き込んでしまったかららしいです。

なかなか素敵なセンスですね。


まあここで電車の写真パネルの前で、電車に追っかけられてる風の記念撮影をしたりなんだかんだしているうちに結構時間がたっちゃいました。

俺「今何時?」

ヤス「そーね、だいたいね~♪」(サザンの『勝手にシンドバット』風)

俺「・・・・・・」

ヤス「・・・6時過ぎくらい」


これはいけません。早く今夜の宿に行かなければ。

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前々からヤスとこの連休に旅してこようという計画はあったのだが、佐渡で金山&トキ&リアルジェンキン寿司・山形で冷たい肉蕎麦&芋煮&米沢で直江兼続の「愛の前立兜」(本物)・仙台で牛タン&青葉城&ヤスの友達と遊ぶ等々の、俺のプレゼンにヤスが納得せず、一旦はヤスは東京に行くとのことで話は流れた。


だが前々日の夜になって急に「東京行きのチケット取れなかったから、やっぱどっか行かない?」と誘われ、それから前日夜にかけて慌ただしく行き先決定と宿の予約と下調べをすることになった。

まあこんなわけで、結局またもや無計画な旅に出かけることになりました。



12日朝7時過ぎに長岡出発。

これから前日に決めた「金沢~能登半島周遊の旅」へ。

さらば長岡、しばしの別れ。

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この記事は『奥只見ドライブ ~男二人旅~ 前編』の続きです





奥只見ダムの上部に着いた。


ダムの上は一見すると単なるコンクリの通路みたいに見えるが、右手に湖、左手には谷底が広がっている。





俺「うっひょ~!!すっげーおっかねえー!!」

ヤス「ここから落ちたら死ぬな」



足元を見ると、なんかのパイプのところのコンクリに穴が開いて、向こう側が見える。




奥只見ダムも結構老朽化してきているみたいだ。



ダム上の景色を満喫していると、遊覧船が戻ってきた。



俺「せっかくだから遊覧船乗り場まで見に行かね?」

ヤス「めんどくせー」

俺「大丈夫。ほんのすぐ近くだから(嘘)チャッチャッと見に行こうぜ」

ヤス「ええ~っ!?・・・じゃあ走ってく?」

俺「遠いから嫌だ」




遊覧船乗り場に着いた。

遊覧船の客室上部に、なんかの宗教団体か?というような、ちょっとアレなデコレーションがされているのが見える。


なんかカッコ悪い。


45分の乗船時間で700円ほどだったが、今の時刻はもう15時20分。

ちょっと迷ったが、帰りが遅くなりそうだったので今回はパスすることにした。




遊覧船乗り場の2階「展示室」のベランダから船を見送る。




最初に乗り込んだカップルが、迷わず怪しげなデコレーションのされた屋上部分にあがって来た。


思わずカメラを構えながら


「タイタニックだ、タイタニックやれ!!」


と、相手に聞こえないぐらいの声で声援を送るが、残念ながらやってくれなかった。

くそっ。




出発する船を見送りながら、むしろ男二人で遊覧船に乗ってタイタニック、というネタをやれば良かったかとも思ったが、今冷静になって考えるとさすがに自分でやるのは嫌だな。



遊覧船の船出を見送ると、もはや後は見るべきものもないので戻る事に。



帰りはスロープカーには乗らずに歩いて降りる。

遊歩道が整備されているのでそれほど苦にならない。




途中でスロープカーとすれ違う。


確かに、このままカタパルトで宇宙(そら)へ射出されたら度肝を抜かれるかもしれない。






レストハウスに戻り、お茶とソフトクリーム片手に休憩タイム。



暑かったしちょっと疲れたからか、ソフトクリームがやたらと旨い。


窓から渓谷を見下ろし、自然の風にあたりながらまったりと疲れを癒す至福の時。


いや~、いいもんですね。






俺「ときにヤス、ミッフィーとプーさん、どっちがかわいいと思う?」

ヤス「えっ、なんで?」

俺「いや、なんでもいいから、どっち?」

ヤス「ん~、ミッフィーかなぁ・・・」


俺「だよねー、ミッフィーかわいいよね!食べちゃいたいくらいかわいいよね!!」
















「うさぎ汁」





それではご紹介します。


ミッフィーです。




ミッフィー、かわいいよミッフィー(*´Д`)ハアハア

食べちゃいたいくらいかわいい。



ではいただきます。






うん、ミッフィーかなり歯ごたえが強い。

つーか硬い。

年取ったミッフィーなのかもしれない。

気のせいかサザエに似た風味がするような気がした。


うさぎは旨いって聞いてたのにこんなものか、と思ったが、もしかしたらまだ若いうさぎだったらもっと旨かったのかも知れない。


プーさん汁もあったけど、ヤスが喰いたがらなかったのでそちらは諦めた。

今度来たとき喰おう。





さてゆっくり休んだことだし、まだ5時前だけどお店の片付けを始めたので、ここいらで退散することにしよう。


店を出る時、土産物をながめながら歩いていると、ある物を発見!!


これは買うしか!



店を出て、さっそく撮影。

ご紹介します。







プーさんです。


一缶840円は高かったが、まあしかたない。


とりあえずプーさんGET!!





さらば奥只見。

気が向いたらまた来るよ。


こうして俺達は奥只見を後にした。






後日・・・


いよいよプーさん缶を開ける日がやって来た。


それではいよいよご対面!




プーさんです!!



いや~、やっぱかわいいなプーさんは。

食べちゃいたいくらいかわいい(*´Д`)ハアハア

それではいただきます。




うん、まあ缶詰の大和煮の味だ。

缶詰だからか、肉は柔らかい。

けっこう好きな味だけど値段を考えたら、まあ別にもう喰わなくてもいいかな。


それでは上手いオチが思いつきませんので、以上を持ちまして奥只見レポート終了とさせていただきます。







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9月2日(日)ここんとこロンリーな休日を過ごすことが多かったので、ヤスを誘ってドライブに行って来た。


前日、ってゆうか今朝の3時までヤスは飲んでたらしく、出発したのはもうお昼近かった。

もうこの時間からでは遠くに行けない・・・


とりあえず魚沼方面に出かけて昼飯でも喰うか、と言う話になり、そちらに向けて出発。

どこで昼飯喰うかは、おいらの気分が「ラーメンむつみ」の「あさりバター塩ラーメン」だった事もあり、そこで喰う事に。



店に入って注文した後、ラーメン来るまで行き先決定会議。


ヤスの意見で奥只見に決定。


奥只見に行くのは何年ぶりだろう。

前回行った時はたしかゴールデンウィークだった。

奥只見は雪で埋もれていた。

何も無かった。




「あさりバター塩ラーメン」


あさりバター塩ラーメン旨え。

クリーミーなスープとよく絡む細麺のコンビネーションがたまりません。

ご飯の上に剥いたアサリを乗せスープを掛けて「深川飯」ならぬ「むつみ飯」にして食べたいなどと、あまり上品でないことを思いついてしまった。

今度やってみよう。



店を出て、奥只見に向かう。

途中、湯之谷のセブンイレブンでドリンクの補給と最後のトイレ休憩。

「奥只見シルバーライン」に入ったら、道中ほとんどトンネルになるから。



「奥只見シルバーライン」


奥只見シルバーラインに入ると、開けた山道は最初の方のわずかな区間だけ。

短いトンネルがしばらく続いた後、途中一度外に抜けるもののやたらと長いトンネル区間が待ち受けている。

こいつが実に難関なのだ。


狭いわ暗いわ路面は濡れてるわデコボコしてるわ壁はコンクリと剥きだしの岩盤が交互に連なっているわ目がやたらと疲れてくるわ。


目が疲れてくるのでスピードなんて出せないから、このトンネル区間を抜けるのに30分近く掛かってしまう。


オマケに長い事涼しいトンネル内にいるので車内の温度が下がるから、トンネルの外に出たとき全ての窓が一斉に外側から曇ってしまう。

ちょうど冬場に窓が曇る理由と内外が逆だな。

これを防ぐには、トンネルを抜ける途中で窓を全開にして車の内外の気温差を均一にするのがいいのかな?

実際にはスッカリ忘れていてやらなかったのでわかりません。


いやもうホント、トンネルでた途端に窓という窓が一斉に曇って前が全然見えなくなるから、その時は慌てず騒がずワイパーフルスイングで。

もしかしたら窓が曇るのは外気温の高い夏場だけかもしれないけど。





到着。

結構でかい観光物産店兼レストハウスが立ち並ぶ。



こんなところにまで「どさん子」が!



ヤス「せっかく奥只見まで来たんだから、どさん子でラーメン喰わねえ?」

俺「あ、知ってる?奥只見のどさん子のラーメンてメチャクチャ旨いらしいよ」


もちろんわざわざ奥只見まで来て、どさん子チェーンのラーメンを喰う気はない。

いつもの内輪ネタジョーク。

嘘つきまくりんぐ。





店先の水槽にアルビノ(白化)のニジマス発見。

カワエエ(*´Д`*)




イワナも発見。

イワナかわいいよ(*´Д`)ハァハァ


食べちゃいたいくらいかわいい。

























いや、喰わなかったんだけどね・・・







しばらく休憩がてら土産物などを眺め、缶コーヒーを買って外のテラスみたいなところで一服タイムをしてたら、駐車場の向こうに超かっこいい乗り物が見えた。








うおおおおっ!!!!イカスッ!!!!!!



なんていうか、ガンダムに例えると旧ザクみたいなしょっぱさがたまらなくいい。



これは・・・乗るしかない!!



俺達はスロープカー駅に向かった。




さて・・・気になるのは料金である。

さすがにたいした距離を登るわけでもない乗り物に500円とか払いたくない。


駅内の券売機で料金を確認すると・・・




安!!



ヤス「呼んだ?」

俺「いや、おまえじゃない。料金が安いって言っただけ」



メガネのおっちゃんが飛び出してきた。

2人しか乗らないのに、すぐさま発車してくれるようだ。



車内の様子はこんな感じ。

ベンチの左側上に、やたらとシブいエアコンが設置されています。



窓から見た隣のボックスの様子。



みるみるうちに登っていきます。



もうすぐ終点です。

途中でループするとかいったサプライズはありませんでした。


ちなみにこの写真の真ん中辺りを歩いているカップルが、手繋ぎという不純異性交遊行為をしています。

実にけしからんことです。




到着。

いや~短い時間だったけど楽しかった。


機会があったらまた乗りたい。



さて、着いた場所はどこかというと・・・





奥只見ダムの上部。




ではそろそろ長くなり過ぎたので、ここで一旦切らせていただきます。


続きはまた後ほど。



『奥只見ドライブ ~男二人旅~ 後編』に続く。




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*追記しました

この記事は『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その3』の続きです。
『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その1』からお読み下さい。



会津の街中でたらたら時間を過ごしてたらもういい時間になった。

正直あまりお腹空いてないけど、そろそろ喜多方へ向かわないと帰りが何時になるのかわからない。


しかし喜多方ラーメンに関しても何も下調べしてない。

ヤスは一回喜多方の有名な店で30分並んで食べたことがあるらしいけど、正直30分も並ぶのは嫌だ。



こんなとき君ならどうする?





SO!「るるぶ」の出番さ!!




まあ他に情報源が無かったから仕方が無い。



そんな感じで、小雨が降りしきる中を喜多方へ向かった。





「喜多方ラーメン 来夢」

これが「るるぶ」で紹介されていたお店。

微妙なドラえもんが目印だ。


小雨混じりの、すでに夕闇に包まれた喜多方の空の下、店内の明かりが我らを誘う。


店に入り、自慢の「トロトロチャーシューメン」を注文。

待っている間に、店の人と談笑しながらお持ち帰り用のラーメンセット(自分で調理するタイプ)を大量に買って帰る人を見た。


これは・・・まさか・・・



ラーメンが運ばれてきた。



これが人生初の本場喜多方で食べる喜多方ラーメン。

だが、すでに微妙な予感を感じている我々には喜多方に向かっていた時のドキドキ感はない。


レンゲを取り、一口スープを啜る。







うん、喜多方ラーメンチェーンの味だ。





平太麺はなかなか美味い。

こうゆう麺はなにげに好きだ。



チャーシューはトロトロというだけあって、箸で持ち上げただけで千切れそうになるほど柔らかい。




食べ終わって伝票の裏を見るとこんな事が書いてあった。






や っ ぱ り チ ェ ー ン 店 か




何が悲しくて本場でチェーン店の喜多方ラーメンを食べなきゃならんのか。




しかも写ってない部分に書かれた系列店を見ると、福島県内・関東を中心に店舗展開しているけど、










新発田にも店がある。




新潟県内でも喰えるじゃないか・・・






下調べは重要である。

我々はその重要性を身をもって示しているのだ。



そう考えればこのたびの失敗も無駄にはならないだろう。









シカシ教訓ハ生カサレズ、悲劇ハ繰リ返サレルノデアッタ・・・





それはまた別のお話。








ちなみにこの会津からの帰り道、ナビによって車一台通るのがやっとな山道に連れ込まれ「真っ暗な山中でのガス欠」という恐怖と戦うことになった。


その辺については、気が向いたら番外編として書きます。






長岡小6修学旅行の定番『会津若松』 完





追記:



『来夢』のHPを発見しました。








7月19日 新潟市東区牡丹山に『来夢赤道店』オープン!!




新潟市でも食べられるようになりました!!(泣)





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この記事は『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その2』の続きです。
『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その1』からお読み下さい。




会津ソースカツ丼を喰おうと思ってたんだけど、ひとつ重大な失敗をした。

会津ソースカツ丼に関する下調べをしてこなかったことだ。

どこの店のソースカツ丼が美味いのか?

そもそもどこの店においてあるのか?

さっぱりわからん。


この点ヤスの持ってきた、一昔前のるるぶは全く頼りにならない。

携帯で調べりゃいいじゃん、と思うかも知れんが、あいにく俺もヤスもそんなに携帯マスターじゃない。


ふむ、仕方ない。




適当に動くか。




高確率で失敗を約束する決断を敢えて下し、会津の市街地へと向かった。




写真のタイル敷きの通りは『野口英世青春通り』

野口英世の主な業績はこちら。


福島の人ごめんなさい。





それはともかくとして、とりあえずカーナビに案内してもらいながら駐車場を探して市街地をうろつく。

駐車場に車を止め、ただひたすら街中を歩き回ろうとした矢先、ある店の前でこんな物を見つけた。



裏返しになってるけど、確かに「伝統会津・ソースカツ丼の会」と書いてある。


会津ではこのように地域の食文化を積極的に発信して行こうとしているんだな。

長岡の飲食店も「長岡洋風カツ丼の会」とか言うノボリを立ててくれれば、どの店に洋風カツ丼が置いてあるか一目瞭然で調査するにも便利なのに。



他にお店を探しても見つかるかどうか微妙なので、とりあえずこの店でOKと言うことにした。

狭い階段を上って店内に入り、メニューを確認する。



ソースカツ丼あった!!


さっそく二人でソースカツ丼と、これも会津名物らしい「ニシンの山椒漬け」を注文した。




まず運ばれたきたのは「ニシンの山椒漬け」

なんとなくコハダっぽい感じで、これはなかなか美味い。

ついついお酒が欲しくなってしまいます。


ニシンの山椒漬けを摘みながらマッタリしているうちにいよいよ真打ソースカツ丼の登場です!!




それではいただきます!



うん、普通に美味い。

てゆうか、ご飯の上に千切りキャベツとカツを載せてトンカツ屋のソースをかけただけじゃん・・・。

トンカツソースがご飯にもたっぷりまぶされていて、ちょっとしょっぱくてクドイっす。


よそ様の郷土食をけなす気はないけど、この店のはあまりにも平凡すぎて褒められない。



ちなみに後日調べたら、こちらの『会津主義』というブログにいろいろな会津ソースカツ丼の写真が載ってました。


その他『金沢フリークのページ』と言うサイトの『金沢への道』というコーナーで調べたら、会津若松市の『番番』、河東町の『十文字屋』のソースカツ丼が美味そうです。

やっぱり事前のリサーチは重要です。



会津のソースカツ丼の特徴についてですが、「ご飯の上に千切りキャベツとカツを載せてソースを掛ける」と言う説明を読んでも、別にその辺は他所の地域のソースカツ丼とはなんら変わらないのでピンと来ません。

今回行ったお店もそうですが、上記ブログやサイトの写真やレビューを見た限りでは他所のソースカツ丼とのもっとも大きな違いはソースなんじゃないかと。

福井・長野駒ヶ根・群馬前橋・群馬桐生とソースカツ丼がありますが、それらは大体ウスターソースか中濃ソースを使っていると思われるのに対し、会津のはもうくどいぐらいコッテリとしたトンカツソース。

このコッテリとしたソースがハマる人には堪らないんじゃないかと思います。


まあそんなに各地ソースカツ丼について詳しい調査をしたわけではないので、単なる仮説に過ぎませんが。


またいずれ会津に再訪して、今度は美味しい会津ソースカツ丼を食べたいと思います。



さて、食事の後は会津の街中を歩いて回った。



こちらはたくさんの民芸品などが置いてあるお土産屋さん。

なかなか風情のある作りのお店で、いろいろ欲しい物があったんだけど予算の都合で諦めた。



味噌屋の満田屋さん。

店舗の奥の方で会津の名物である田楽を食べさせてくれるらしいんだけど、全然お腹空いてないので食べられませんでした。



上杉氏が会津に入封する前に会津を治めていた蒲生氏郷に因んだ「レオ氏郷南蛮館」

中に入らなかったのでどんな施設なのか、さっぱりわかりません。


まあこうしてあちこち動いたり休んだりしている間にいい時間になってきたので、そろそろ本場の喜多方ラーメンを食べに向かいます。




腹減ってないけどね・・・




『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その4』に続く




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この記事は『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その1』の続きです。





ようやく会津若松市内に入った。

とりあえず会津修学旅行のメインである鶴ヶ城に向かう。


てゆうか日帰りで時間無いしから五色沼とか磐梯山とか無理だし、ヤスが帰りに喜多方ラーメン喰いたいらしいから結局そこしか修学旅行ルートは行けなかったんだけどね。(超手抜き)

まあそれでも猪苗代湖の白鳥ボートに男二人で乗らずに済んだだけでも良しとしよう。



長岡城と違い城の遺構がかなり残っているようだ。

小学生の時に、いくつかお城のプラモを作り上げたほど城好きな俺のマニア心を激しく刺激してくれる。


時間も時間だし遅めの朝飯が生煮えの芋煮一杯だけだったせいもあって、しばらくメシを先にするか城を先にするか迷ったが、もうお城は目の前。

こうなったら先にお城に行くしかないぜ!


駐車場に車を止め、いよいよ会津若松城に初登城だ!!





石垣でけぇ・・・。





城内天守閣脇にあった売店?みたいなところ。

なんかラーメンだとかカレーパンとかのぼりが立っているが、昼メシは会津ソースカツ丼と心に決めている。

こんなところで腹を満たす気にはなれなかった。(よっぽどそそられる物があったのなら別だけど)





・・・が、とあるものを見つけて事情が変わった。







鶴ヶ城カレーパンかぁ、へぇ~・・・・・・って、なにこのいろいろ間違っているカレーパンマンは?


もうなんていうか、カレーパンなんぞ喰う気も無かったのに買わずにいられない。


八百屋をやっていると、いろんな産地のいろんなキャラクターを見る機会が多いんだけど、正直そんなマイナーキャラクターなんかいくつ作っても宣伝効果なんてほとんどねえよ、と思ってました。


そんなおいらがこれほどまでにキャラに釣られてしまうとは・・・。


まだまだ未熟でした。



そしてカレーパンを買って、何気なく包みを開いたときに第二の衝撃が!!!!











よこすか海軍カリーパン



ナゼコンナトコロデ・・・・・・




ここは福島県会津若松市です。

横須賀から遠く離れた観光地である会津若松のお城の中で、なんで「よこすか海軍カリーパン」売ってるんですか?

かなり意表を突かれました。





でも問題ありません。

実は僕は小学校4年生くらいの時から帝國海軍マニアだったのです。

古本屋で「丸」とかいう専門雑誌を買い込むくらいのマニアでした。


それではいただきます。




う~ん、美味い。


どうせ既製品なんだろうと、タカをくくってました。

いや、これはなかなか美味い。

またどこかのお城で見つけたら喰ってしまうかもしれない。





それではいよいよ天守閣に向かいましょう。




入場券を購入し、石垣のところにある入り口から天守閣内部へ。



しかし、大変残念ことですが天守閣内は撮影禁止とのこと。



仕方ないのでごく簡単にテキストで。


天守閣内は大抵のお城がそうであるように、郷土の歴史資料や刀剣・銃砲などが展示してあって歴史マニアであるおいらの心をときめかせる。


藩校・日新館で子弟教育の一環として行われた「什の掟」のコーナーがあった。

一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ

一、年長者にはお辞儀をせねばなりませぬ

一、うそを言うてはなりませぬ

一、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ

一、弱い者をいじめてはなりませぬ

一、戸外で物を食べてはなりませぬ

一、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

  ならぬことはならぬものです


7つしかないけど「什(じゅう)の掟」とはこれいかに。

このコーナーでは実際に小学生が「什の掟」を読み上げている音声が流されていた。



まあ天守閣内部は全体的にきれいで近代的な設備で整えられていたが、それだけに「俺は今、お城の中にいるぜ」感に乏しかったのが残念だった。

正直古い城の方が風情があって好きだ。




天守の最上階の展望室に着いた。

さすがに外の風景なら撮影してもいいだろう、と思い色々撮影した。



これが磐梯山(だと思う)



手前の低い山が白虎隊が自決した飯盛山(かも知れない)



さっきカレーパンを喰った売店辺り。



紅葉がきれいです。





うん、やっぱり天守閣からの眺めはいい、最高だ!



存分にお城を堪能した後、天守内の売店でお土産に会津特産の「赤べこ」を買った。

「赤べこ」厄除け・疫病除けの縁起物らしい。

後の話になるが、どこに飾ろうか迷った末に車の中に飾ることにした。


ところがこの野郎を飾った12月、都合3回も病気に掛かってしまいました。

飾り始めて一週間後に「じんましん」、翌週「ノロウィルス」、それが直ったと思ったら「風邪」。

一ヶ月の間に2回違う病気で医者に掛かりました。さすがに初めての経験です。




貴様、縁起物ではなかったのか!!!!!





なお、今はこの「赤べこ」は手元にありません。


事故った時に、エアバックによって吹き飛ばされたらしく少数の細かい破片を残したまま車中より忽然と姿を消しました。

窓も何も開いてなかったのに・・・。


「赤べこ」の写真もちゃんと撮ったはずなのに、なぜか見つからないので残念ながら載せられません。



まあちょっぴりオカルトな後日談はともかくとして、そろそろ腹が減ったのでいよいよ「会津ソースカツ丼」を食べに向かおうかと思います。





『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その3』に続く







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県内の他の地区はどうなのかは知らないが、長岡における小6の修学旅行の定番といえば会津若松である。

この前の前の戦争で長岡藩と会津藩が同盟関係にあったからなのかも知れない。

でも、厳密に言えば『武装中立』を目論んでいた長岡藩の脇から会津がチョコチョコ官軍(長岡では西軍)にちょっかい出して無理矢理戊辰戦争に巻き込んでくれやがったんですけどね。


まあそんな訳で我が長岡は「戊辰戦争」「大東亜戦争」の二度の戦争で町を焼かれ、今では30万近い人口を持つ地方都市となったものの今やまるで城下町の面影は無し。

三河以来の牧野長岡藩7万4千石の城下町で「北越戦争」では圧倒的な西軍相手に結果として敗れたとはいえ優勢に戦った、との歴史背景をを元に観光地化しようにも観光資源となりそうな街の雰囲気というか、そういったものが残っておりませぬ。

将来の観光地化も視野に入れて復興してたら良かったのかも知れないが、まあ復興できただけでも良しとしなければ。


あ、いや、いきなり話が脱線した。

まあそんなわけで修学旅行の話に戻る。



長岡の小6修学旅行の定番が「会津若松」と書いたが、実はおいらは会津に行った事がない。

別に修学旅行をサボったわけではない。

うちらの学校では、おいらの学年までは会津ではなく日光に修学旅行に行ってたからだ。

当時日光修学旅行のメインイベントといえば「日光東照宮」

通りましたよ「いろは坂」

自殺の名所「華厳の滝」

隣の部屋に殴りこむぜ!「日光刀でチャンバラ」&「枕投げ」


2日目に行った「名産の御影石」だの「足尾銅山」は小学生的にはつまらんかった。

もう20年以上昔の話。


楽しかったような記憶があるんだけど、一個でも年下の友達と話すと奴らはみな会津に行ってやがる。

俺も会津に行ってみたいぜ!

そう思ってました。


そして昨年11月中旬、念願かなって会津に行ってきたので、そのときのレポートを今頃書こうと思います。



2006年11月12日(日)朝

前日、友人のヤスと久しぶりに飲みに行ったときに、酔った勢いで明日会津に行こうぜ!という話になった。

そしてその日は10時頃までには切り上げて帰って寝た。




前日結構飲んだにも係わらず、翌朝は気持ち良く目が覚めた。



布団から起き上がると大きく伸びをして、パジャマのズボンをパンツごとズリ下げひとりごちる。









「ハンケツ王子」



OK、今朝も絶好調だ。

今日も一日楽しい旅になりそうだぜ!


朝から一人で奇行を楽しんでいると、いきなり携帯が鳴り出した。

ヤスからだ。

ふと時計に目をやるともう8時。

約束の時間は8時。


つまり・・・


ヤス「今から迎えにいくよ~。準備できたあ?」

出来てません。今起きたばかりです。

俺「ごめん!あと30分、30分だけ時間をくれ!!」

ヤス「えぇ~。ETC割引使うには9時までに高速に乗らないとだから急いでね」

俺「おK」

速攻でPCの電源を入れ、そのまま風呂に突入。

風呂から上がるとわずかな時間を使い、ネットで会津の美味いものをざっと調べる。



が、ろくすっぽ調べる事もできないうちにヤスが迎えに来た。

仕方ない、後は成り行き任せにするしかない。


てゆうか本当に時間が無い。

急いで中ノ島・見附ICに向かわねば。



8時58分。


まさにギリギリ高速道路入り口を通過。

このまま中ノ島・見附ICから100Km手前の津川ICまで高速道路を、津川から会津若松までは下道を通って向かう。



磐越道の途中、阿賀野川PAにてトイレ休憩。

トイレ後、売店をのぞいていたらサドガシマングッズを発見!



もちろん即購入。これは実に良いおみやげ。


磐越道を津川ICで降り、下道で会津若松に向かう途中「道の駅 よりっせ西会津」にて二度目の休憩。



道の駅の建物に入ろうとすると、「にしあいづミネラル野菜 芋煮汁無料食べ放題」の看板が。

後15分ほどで始まるらしい。せっかくだから喰っていこう。

その前に時間もあることだし道の駅内の売店をのぞいてみよう。


色々な郷土色豊かな物産が並んでいたが、特に気になったのがこれ。



「元祖磐梯サイダー(白・赤・黒三種)」

最近はあちこちで地サイダーがちょっとづつ脚光を浴びつつあると聞いたことがあるけど、こんなところにもあった。

でもなんか今ひとつ気が乗らずに買いそびれてしまった。

あまり残念ではないけど。


またここの道の駅は農産物直売所を兼ねているらしく、農産物マニアな俺のマニア心を激しくくすぐるような農作物や農産加工品がたくさんあった。



その中から運良く写真に収めていた物をいくつか紹介しよう。



左の紫色の物が「赤カブ」右の白いカブに見える物が「紅芯大根」

紅芯大根は真横に切ると、芯の部分を中心に赤身が広がっている大根。

一見カブのように見えるけど大根の仲間。


続いてこちらが「赤ネギ」



赤ネギは確か元々茨城辺りの地野菜だったはずだけど、結構あちこちで作られているみたいだ。

確か去年長岡の直売所でも売っているのを見た覚えがある。

普通のネギよりも甘味があるとの話だが、残念ながらまだ食べた事は無い。


この他にも「ビタミン大根」の名前で「青大根」(青首大根ではない)が売ってたりもして、色々な珍しい野菜を見れて非常に満足した。


まあこうして時間を潰しているうちに芋煮汁の時間が近くなったので外に出た。


外に出るともうすでに芋煮汁の鍋の周囲に人だかりが出来ている。



係りのおいちゃんが「まだ煮えてない!煮えてないよ~。」と静止しているにもかかわらず、無料サービスに弱いおっちゃんおばちゃんらはイナゴの群れのように鍋にたかっていく。

しばらくすると係りのおいちゃんもついに諦めたか「今喰ってもうんまくねえのになあ~ww」と苦笑しながら成り行きにまかせ始めた。


生煮えの野菜を喰うのも嫌だったので、おいら達はしばらく煮えるのを待つ作戦に出たんだけど、待っている間にもどんどん具は減っていき、更に追加で生の野菜の具が追加されていく。

なんだか切が無さそうな様子を見ているうちに、おいら達はとうとう痺れを切らし、イナゴ達の群れに飛び込んで芋煮汁をGetした。



芋煮汁は見ての通り、チープな感じの物。

確かに生煮えだったけど、ちゃんと煮えててもそんなに美味くなったかどうか・・・

「芋煮尻」というより「野菜の具だくさん味噌汁」といった感じだ。


チープな感じの物だが、芋煮汁を喰ったことでなんだか一先ずは満足。


休憩も終わり、これよりノンストップで会津若松市内へと向かう。







『長岡小6修学旅行の定番『会津若松』その2』に続く








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この記事は旧やおログから加筆・修正して転載したものです。


ちょっと思い出したことがあるので、また忘れないうちに書いておこうと思う。

10年くらい前、当時滋賀県大津市に住んでいた友人のところに遊びに行ったときのことだ。

琵琶湖一周ドライブとかしたけど、友人も地元民になって日が浅かったこともあり、滋賀のお遊びスポット(変な意味ではない)を調べるにも当時インターネットは普及しておらず、「るるぶ」は頼りにならず、結局車で適当に流しただけで終わったので、結局あんまり楽しめなかった。



が、事件は最終日に起きたのだ。

新潟に帰る前、朝飯兼昼飯でも一緒に食うか、という話になり、友人が会社の人から美味いと聞いた焼肉屋に行く事にした。

大津駅近く(だったと思う)の古寂びた飲食街の中にある、なかなか路地裏チックな雰囲気の店だ。

たしか名前は「焼肉 麗門」だったと思う。

中に入るとまた時代を感じさせる佇まいだ。

最近流行の古民家やなんかよりも、よっぽどリアルに時代を感じさせてくれる。


ちょっと腰の曲がったご年配のオバチャン達も4~5人セットになっていた。

これも店の雰囲気に合わせた、すばらしいチョイス。

この店の古寂びた佇まいの中にギャル店員がいても、パーフェクトなまでにミスマッチだ。


店の雰囲気には満足しつつ、これもまた店の雰囲気をはずさないテーブルに着き、メニューを見る。




愕然とした。













「マゼラン焼肉ぅ!?なにこれ!」
「つか焼肉で世界一周って、なに?」



謎に満ちた言葉がメニューに溢れている。

我々は気づかぬうちに滋賀のワンダーゾーンに紛れ込んでたのかも知れない。


驚愕の時は去り、謎と疑問が各々の心を支配する。

この疑問を氷解させるには、お店のオバチャンに聞くのが手っ取り早いだろう。


「すいませーん、マゼラン焼肉ってなんですか?」


注文を聞きに来たオバチャンに尋ねると、

「ああ、うちはね!世界で一番最初に世界一周したマゼランに敬意を表して、焼肉で世界一周しようってやり方なんだよ!」


ますますわからない。

マゼランに敬意を表するのはいいとして、何で焼肉とマゼランが結びつくんだ?



関西のギャグは高度過ぎて難解である。




気を取り直して注文する。

オバチャンは奥に引っ込んだと思ったら、ジンギスカン鍋のような鉄板と網の乗せた七輪を持ってきた。

「うちはね!鉄板で焼いて表面を固めてから炭火で焼くんだよ!その方が肉汁が逃げないからね!」

意外な事に焼き方にもけっこうこだわってる。

ふむ、ちょっと見直した。

もしかしたら本当に美味いかもしれない。



タン塩とカルビが運ばれてきた。

オバチャンはマゼラン焼肉の初心者である我々に、親切にも説明しながら実演してくれるつもりらしい。




と、オバチャンいきなり「塩味のタン塩」と「タレ味のカルビ」を混ぜこぜに鉄板に投入!!



「!!!!!!!!!!!!!」
「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!!」



と、心の中で叫ぶも時すでに遅し。

更に、、、


「混ーぜ混ーぜマーゼラン焼ーき肉ぅ~♪」






 肉混ぜながらヘンな歌唄ってる!!!!!!!


呆然としている我々4人組にオバチャンが更なる追い討ち。


「肉乗っけると白い煙が上がるやろ。煙は霧のロンドンゆうてな」




!!!!!!!焼肉で世界一周って、まさか!?





肉を運んで来ながらも、更に肉を混ぜ、唄い、そしてネタをかます。


「混ーぜ混ーぜマーゼラン焼ーき肉ぅ~♪」







「ほら、肉をボン!て乗せてジュルッ!て焼くからボンジュール」


くぅ、きつい、きつ過ぎるぜ!

全員のテンションがものすごい勢いで下がりまくっている!!!!


この攻撃は正直厄介だ!!




3度目の肉が運ばれてきた。



まだか・・・まだ攻撃が続くのか・・・・・・



ところがさすがにオバチャンも、この場のシラケきった雰囲気に気づいたのか、唄う声が段々か細くなってきた。





「混ーぜ混ぜマーゼラン焼ーきに・・・♪






なんかちょっと可哀相になった。


仕方ない、一緒に唄ってやるか。


みんな同じ気持ちだったらしく、一人が唄いはじめると、ほぼ同時にみんなが唄いはじめた。




シラケきった感じで。



「混ーぜ混ーぜマーゼラン焼ーき肉ー」



すると、途端にババア、元気になりやがった!!



「そやろ!いいやろ!ちょっと待ってぇな、な!!」

そう言って奥に引っ込むと、サニーレタスの葉をいくつか持ってきた。



「な!これでな!肉を包んで食べるんや!巻くと靴の形になるやろ!だからイタリアン」







し、しまったあああああああああああああ!!!!!!!!!!


くぅ、ヘタに情けをかけるべきではなかったか!


ここでそう来るとは・・・・・・


どうやらサニーレタスを巻いた様子がイタリア半島がブーツの形に似ているところと掛けているらしいが、靴の形になってねえYO!




メニューで確認すると、どうやら次の『ローマの休日(ソフトクリーム)』でようやくゴールらしい。

ここまで来たら最後まで行くしかない。

世界一周達成を目前にして2名ほど脱落した。

俺ともう一人で、いよいよ最後の難関『ローマの休日』に挑む!!




フフッ、武者震いが止まらねえぜ・・・



「すいませーん、ローマの休日2個ください!」



「え?・・・ちょ、ちょっと待ってて」






・・・なぜか慌てた様子で外に飛び出していくオバチャン。


・・・何その慌てっぷり?





不安がとまらねぇ・・・





しばらくするとオバチャンが戻ってきた。

「はいこれ、ローマの休日!」



手渡されたそれは、想像していた物とは、まるで別物だった。


100円ぐらいの、ソフトクリームとは名ばかりのアイスクリームを思い出していただきたい。

あのアイスの、やたらズングリしたT字型のコーンといったら判るだろうか?



あの手で持つコーンの上に、同じくコーンで出来た高さ約5cmくらいのキャップ被さっている。


思わず厨房入り口の辺りの棚に置いてあるソフトクリームの機械を見つめた。

よくあるレバーを引いて出てくるクリームを、コーンで回しながら受け止めて、とぐろを巻かせて「普通のソフトクリーム」を作るあの機械だ。


しばらくソフトクリームの機械と手元の『ローマの休日』を交互に眺めやりながら、


『え、あの、その・・・そこに置いてあるソフトクリームを作る機械は・・・何? え、もしかして・・・飾り?』


動揺と困惑が抑えられない。

一緒に『ローマの休日』にチャレンジした友人を見ると、口の端を引きつらせている。

彼も内心の動揺を隠し切れていないようだった。


だがいつまでも動揺してはいられない。

意を決してコーンのキャップにかぶりつく。





・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!








コーンの中には『空間』が広がっていた。




呆然とした。

上げ底ならぬ上げ蓋である。

試しにキャップを取り、手で持つコーンを真横から見ると、コーンの上にほんのわずか、辛うじてクリームの一部が飛び出している。

クリームといってもソフトクリームではない。

ただの黄色いバニラアイス。


俺が食いたかったのは『普通のソフトクリーム』だ。



これ、普通『モナカ』って言わないか?



つっこみたい、チカラいっぱいつっこみたい、小一時間つっこみたい



だが相手はお年寄りである。

思いっきりつっこんで、万一の事があっては大変だ。


内心の葛藤を抑えつつ、ソフトクリームという名の『モナカ』をかじる。

意外と濃厚で美味いが、それでも敗北感は癒えない。






それに、よくよく考えると「焼肉で世界一周」と言いつつ


ヨーロッパしか行ってない!!







それも3カ国だけ!!!!(英国・おフランス・伊太利亜)





・・・く、今回は俺の負けだ。



だが、、、次に来た時は負けないぜ!!m9(´・ω・)



俺はリベンジを誓った。



そして10年余りの時が過ぎた・・・













まだ行ってません。




だって滋賀まで行くのめんどくさいんだもの。

片道5時間掛かるし高速代も馬鹿にならないし。

友人も滋賀から引っ越しちゃったし。

意外にも肉は結構美味かったんだけどね。


でも来年初夏に京都まで賀茂茄子作りの名人の畑を見に行くかもしれないから、うまくいけば寄れるかもしれない。


だけど一人で行くわけじゃないから寄るの難しいかもな~。



でもなんとか一緒に行くメンバーをたぶらかして説得して寄りたいと思います。



焼肉麗門 JR石山駅前店

http://gourmet.yahoo.co.jp/0005067679/0005858163/ktop/





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八百屋(青果物仲卸)
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