忍者ブログ
越後長岡を中心にローカルな食べ物やネタをレポートするB級ブログ
[57]  [68]  [67]  [66]  [65]  [64]  [63]  [61]  [60]  [59]  [58
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この日曜日(12日)この日はヤスとメシ喰いに行く約束をしていたこともあって、10時くらいに「何時から動く?」とヤスにメールを発射。


ちょうどヤスも起きたところだったらしくすぐに電話が来た。

ヤス「今起きたばかりだからさ~、11時くらいにしない?その間、行きたいとこ調べておいてよ」

俺「新潟のタレカツ丼にするか、それとも柏崎の萬来のカツカレーのどっちがいい?」(冗談のつもり)

ヤス「ウヒヒwじゃあ・・・萬来のカツカレー」


冗談のつもりで話を振ったのだが、ヤスがすっかりその気になってた。



おいおいマジかよ・・・。


俺、朝飯喰っちまったぜ。



まあしかたない、なんとかなるだろ。





予定より遅く11時半頃、ヤスが迎えに来た。

柏崎に行くのは実に久しぶりだ。


ヤスは復旧の仕事絡みの調査で何度か来てるらしい。

被害の状況などの説明を聞きながら、柏崎に入った。

ブルーシートで屋根が覆われた家が数多く見える。

中越地震の時のことを思い出された。

正直、ちょっぴり遊びに来て良いのかな?という気がしなくもないけど、過剰に自粛してたら柏崎の地域経済の復興が遅れることにもなる。

小さな商店主にとってそれは死活問題だしね。



まあそれはともかくとして、萬来のある半田を目指す。


ヤスが柏崎在住の会社の後輩から聞いてた情報を頼りに探していると、あっさり見つかった。



ここが有名な柏崎の萬来か・・・。


車から外へ出るとメチャクチャ暑いので、さっさと店内に逃げ込んだ。




メニューはこんな感じで、なんだかそそられるものがたくさんある。

個人的には、暑さもあって冷やしクラゲそばに惹かれるものがあったけど、萬来に来たからにはまずカツカレーを喰わねばなるまい。



二人して「カツカレー(普通盛り)」を注文する。

大盛りはまたこの次の機会に、そんなつもりでいた。



それから十数分ぐらい?結構待たされた。

痺れを切らしそうになった頃、やっとカツカレー(普通盛り)がやってきた。



どーん!!


運ばれてきたそれを見て、愕然とした。


写真見て知ってたからわかっているつもりでいたけど、実物は写真で見るよりはるかにボリューミーだ。


「普通盛りぐらい完食できる。場合によっちゃ大盛りだってOKさ!」


なんて甘く考えておりました。


普通盛りでこのボリューム。

大盛りなんてとんでもない。

あとで調べたら、普通盛りで2kg、大盛りで3kgあるそうです。

大盛りが通称「チョモランマ」と呼ばれているのは伊達じゃありません。

普通盛りですら「マッキンリー」くらいはありそうです。



しかし食べる前から戦意喪失してられない。


山は見るものじゃなくって、登るものだ。



なぜそんな無謀な挑戦をするのかを問われたら、俺はこう答えるだろう。






「なぜ山に登るのかって?そこに山があるからさ」




いざ逝かん、未踏の頂へ。




登山道など存在しないそれに最初のスプーンを差し入れると、いきなり千切キャベツのブッシュがこんもりと生い茂る。

千切キャベツを掻き分け、ようやくごはんに到達すると、今度は厚さ2cmあまりのトンカツのオーバーハングが行く手を阻む。




巨大な一切れを噛み締めると、それだけで体力の消耗が著しい。


これがいくつも続くのだ。

ジューシーでかなり旨いトンカツなのだが、今はありがた迷惑だ。



早くも朝飯を喰ってきた事を後悔し始めている。

ベストコンディションで臨まねばならなかったのだ。


萬来のカツカレーを甘く見ていた。

所詮は普通盛り、とたかを括っていた。

山を甘くみてはいけない、それが山男の鉄則だったのに。




過信の報いはすぐにやって来た。


四合目付近まで来たとき、これまででもっとも巨大なトンカツがそびえ立っていた。




「これは・・・」




でかい。


俺は息を呑んだ。



越えられるのか、これを・・・



だが、やるしかない!


山があったら登るのが山男の宿命。

宿命と書いて「さだめ」と読むのだ。


意を決し、俺は巨大なトンカツに齧りついた。
















越えた。


なんとか巨大トンカツのオーバーハングを越えることが出来た。


しかし、その対価として限界まで体力を消耗してしまった。




その後も何度かスプーンを差し入れたが、カレーのルーの甘味がきつく感じられはじめ、とうとう五合目付近で完全にスプーンが止まってしまった。




無理


もう絶対、無理。





何度も言うようだけど、かなり甘くみすぎていた。


大盛りに挑戦するための試金石のつもりでいたけど、まさか普通盛り相手にここまで大敗するとは思ってもみなかった。


この分だとおそらくベストコンディションでも完食は難しいかも知れない。


現に朝食抜きでチャレンジしたヤスもこれが限界。




負けた・・・



予想外の大敗に、ヤスも俺もしばし呆然。


普通盛りでこの有様じゃあ、まかり間違っても「チョモランマ(大盛り)」に挑戦できるわけがない。



だがそんなことよりも、こんなに大量に残してしまって、お店の人に申し訳ない。


支払い時に詫びを入れることにして、撤退する。




「すみません、喰いきれませんでした」





そういって詫びると、親父さんは笑って許してくれた。

いい笑顔だった。



また今度来よう。

今度は「冷やしクラゲそば」か「トンカツ定食」あたりに挑戦しよう。











カツカレーは当分挑戦したくない。



住所:柏崎市半田1-8-36(地図
電話:0257-24-1337
営業時間:11:00~14:00 17:00~2100
定休日:火曜日


「人気ブログランキング」及び「にほんブログ村」に参加してます
 ↓     ↓     ↓
応援よろしくお願いしま~す

にほんブログ村 地域生活ブログ 新潟情報へにほんブログ村 グルメブログ 東日本食べ歩きへ

拍手[3回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
こっこれは…
かつカレーのチョモランマや~(彦麻呂調に)

って、画像をみて思いましたが、
大盛りはホントにそう呼ばれてるんですね(^^;
確かに頂きは険しそうです
柏崎のお店、そろそろ私も行ってみます
NORI URL 2007/08/18(Sat)11:22:53 編集
そういえば
ハルビンもそばよしも営業してました。

そばよしの焼きそばもすごいらしいっすね。
今度挑戦してきます。
じん 2007/08/18(Sat)23:32:54 編集
カツカレーだけでなく
萬来のメニューはどれも大盛りで まいうー
カツはどこのカツよりもまいう~でして
オススメはカツ丼 カツカレーの分厚いカツの玉葱1個丸ごと使ったようなカツ丼なんです
ここのメニューは全体に甘いのですがまた玉葱が甘くてサイコウ
オムライスも もう玉子で包みきれないケチャップライスだし 安いチャーハンは雪だるまのようです(650円だったはず)

カツカレーですが時たま学生らしき若者が大盛りを食べていますね 大盛りは3人で食べてもいいくらい
初心者には子盛りをオススメします(50円安い)ちょっとご飯が少ない程度ですが食べきれないで残すならコレ
あと私は数年前初めて行って食べきれず かといってあまりにも旨いので残したくなく お持ち帰りしました2.3回やってます あんんとあのカツは冷えてもめちゃうま ただし それをヤルと目をつけられるので一元さんはやめたほうがいい
おじゃる○ 2007/08/23(Thu)00:32:07 編集
カツ丼!
そうですよね~あのカツは旨いっすよねー。
今度行ったらトンカツ定食にしようと思ってたんですが、あの分厚いカツで作るカツ丼も捨てがたいっすね。

素晴らしい!

そういえば後ろの席に座っていた人がチャーハン大盛りを注文してましたが、これまた並大抵じゃないビッグマウンテンでした。
じん 2007/08/23(Thu)14:11:02 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索

Twitter「つぶやく」ボタン



にほんブログ村 地域生活ブログ 新潟情報へ
プロフィール
HN:
じん
性別:
男性
職業:
八百屋(青果物仲卸)
自己紹介:
新潟県長岡市の青果仲卸業・カネヘイ青果の中の人。
仕事の事はあんまり書いてないです。

「酒の進むこと風の如く、
すぐ寝つくこと林の如く、
 鯨飲すること火の如く、
 泥酔すること山の如とし」
カウンター
最新コメント
[11/20 買取コレクター]
[06/16 じん]
[06/16 ひつじ]
[11/02 いた]
[10/13 ひよどり越えイエロー]
メールフォーム




ジオターゲティング


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新トラックバック
QRコード
NINJATOOLS




Googleボットチェッカー
Yahoo!ボットチェッカー


忍者ブログ [PR]