越後長岡を中心にローカルな食べ物やネタをレポートするB級ブログ
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県外から来た人に長岡を案内する時(めったにないけど)、決まって言うセリフがある。
「長岡の人ってイタリアンとぎょうざをセットで食べるのが好きなんだよー」
長岡の人ならこれでもう何のことかおわかりだろう。
だけど、長岡を知らない県外の客人の反応は大体こうなる。
「えぇ~!?なんだよその組み合わせはwwwww」
OK、つかみはバッチリだ。
スパゲティとぎょうざの組み合わせかなんかと勘違いしている。
俺はフッとほくそ笑み、おもむろに客人を連れ『フレンド』に案内する。
「なにかと思ってたら焼きそばかよwwwwwww」
ひとしきり大笑いした後、「ミートソースをかけた焼きそばなんて珍しいねー」と一口喰って「あ、これけっこうイケる」とすぐ嵌まる人がいれば、「チープな感じだねー」とその時は反応薄いけど「今度東京来る時買ってきてよ」とか「フレンドが東京にあったら俺、週に一回は必ず行くなあ~」って、気がつくと嵌まっている人もいる。
好みが分かれるかと思ってたら、フレンドのイタリアンは何気に県外の人にも受けがいい。
もちろん長岡人にとっては幼い頃より慣れ親しんだ味である。
多くの長岡人にとって「フレンドのイタリアンとギョウザ」はソウルフードと言える存在ではないだろうか?
実際に長岡出身の人が帰省した時にはフレンドに必ず立ち寄るという話も聞く。
まあちょっと大げさだろうけど。
地元に住んでるといつでも行けると思ってなかなか行かないものだ。
気がつくともう何年も食べてなかったりする。
俺もそうだった。
何年も行かないうちに、ちょっとした変化があったりもする。
ふと気がつくとイタリアンのトッピングの種類が増えていた。
新しく増えたことでトッピングはミートW・カレーW・キムチ・オムレツ・ハンバーグ・チーズ・コーンの7種類になった。
むう、これは調査せずにはおれますまい。
こうして今回のミッションは決まった。
『イタリアン』
キャベツ・もやしと一緒に炒めた麺にお肉たっぷりのミートソースがかかっている。
一応ソースで味付けされているものの薄味に仕上げられているのでミートソースがかかっていても全然クドくない。
焼きそばだけでなくミートソース自体も柔らかな味に仕上げられているからかもしれない。
開発時のコンセプトが「女性向けの軽食」であり、その後バザーなどで提供するようになってからはファミリー客が主な客層になった為、あまり強い味付けにしなかったのかも。
まあそれだからこそ結果として「毎日食べても飽きない味」になっているようだ。
実際に以前フレンドでバイトしていた知人が何人かいるけど、彼らは皆賄いで毎日食べていたけど「全然飽きなかった」と言ってる。
が、中にはちょっとそれはさすがにいかがなものか?と思うような工夫をして食べていた奴もいた。
その件に関しては、また別の機会にレポートしようと思う。
麺の太さは割り箸の先っちょの太さの1/2ぐらいの太さの中太麺。
写真の割り箸の先の方にもやしと麺が並んで写っている部分を見ると、ほとんど同じ太さである。
『アルデンテ』なんてコジャレた言葉なんぞ薬にもしたくない、昔ながらのスパゲティを彷彿させるコシの無い柔らか麺。
素敵だ。
薄味に仕上げられているのにも関わらず、ミートソースのかかってない部分をそのまま食べても美味い。
無論ミートソースの絡んでいる部分の美味さたるや言わずもがなである。
素敵過ぎる。
まあだからと言っても美味すぎるって事は無い。
「美味いけど美味過ぎない」そこいら辺が食べ飽きない秘訣なんだろうな。
『カレーイタリアン』
名前の通りミートソースの代わりにカレーソースがかかっているイタリアン。
まあ『カレー』と『焼きそば』の組み合わせのどこにも『イタリア』関係ないじゃん、と思うかもしれないが、そこはつっこんではいけないところ。
良い子のみんなはつっこんじゃダメだぞ?
カレーイタリアンも美味い。実に美味い。
県外の客人からは普通のイタリアンよりも高く評価されている。
辛くは無いが程よくスパイシーで旨みがあり、見事なまでに麺とマッチングしている。
このカレーソースを開発した人は相当な苦労をされたと思う。
イタリアンと比べてかなり後発なのに、今では『イタリアン』『ぎょうざ』と並ぶ看板メニューのひとつにまでなった。
『ぎょうざ』
ぎょうざと言っても横浜の中華街や栃木の名物になっているような本式のものではない。
元々がフレンドの前身の甘味処時代にイタリアン以前に女性尺客向けに提供していただけあってニンニクが入ってない。
なのでフレンドのぎょうざをいくら食べてもチューするときにニンニク臭を気にせずにすむ。
チューする相手がいるかどうかは別にしてだが。
このフレンド特製の酢醤油につけて食べるんだけど、客層に子供も居る為かラー油は風味付け程度にしか入ってないようだ。
この特製酢醤油がまたこのぎょうざにベストマッチしているのである。
フレンド特製酢醤油につけて食べると、ニンニク抜きでありながら十分な旨味があるフレンドぎょうざが、次から次へとモグモグつるんモグモグつるんと喉から胃袋にカッ飛んでいってしまう。
フレンドぎょうざの皮のつるつるした喉越しは官能的ですらある。
これもいくら食べても食べ飽きないフレンドの人気メニューなのだ。
基本のメニューの紹介はここまで。
次回からトッピング編になります。
『トッピング編 』に続く
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プロフィール
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じん
性別:
男性
職業:
八百屋(青果物仲卸)
自己紹介:
新潟県長岡市の青果仲卸業・カネヘイ青果の中の人。
仕事の事はあんまり書いてないです。
「酒の進むこと風の如く、
すぐ寝つくこと林の如く、
鯨飲すること火の如く、
泥酔すること山の如とし」
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