越後長岡を中心にローカルな食べ物やネタをレポートするB級ブログ
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今回の洋風カツ丼の調査を開始したのは昨年の10月頃だった。
ただ長岡の食堂なら「和・洋・中」を問わずに扱っている店が多いが、その反面扱ってない店もまた数多い洋風カツ丼を、どうしたら無駄な予算を使うことなく確実に取り扱い店を見つけて調査できるかに頭を悩ませていた。
まあ入念な下調べを行うしかないわけだが。
それで何店舗か目星をつけて調査の続きに取り掛かろうとしたとき、たまたま買った新潟の地域情報誌「Komati」(以下コマチ)で「新潟の丼特集」をやっていた。
各ジャンルの丼ごとに県内のお店を何軒かピックアップするスタイルだ。
その特集で洋風カツ丼も取上げられていたわけだ。
「むう、先を越されたか」
そう思わないでもなかったが、まあなんも取上げられないよりマシだ。
いや、マシって言うよりも、むしろ活用させてもらおう。
つーことで今回取上げる洋風カツ丼店はコマチに載っていた『レストラン美香』に決定。
それでは調査開始!
昨年の10月某日、平日休みのその日、長岡の中心地の繁華街である殿町界隈まで『レストラン美香』探索の為にやってきた。
原信プリーズ店前の駐車場に車を止め、いよいよ目的地に向かう。
と、その前についでに長岡の洋食屋さんの中でも老舗中の老舗である『松葉館』の所在を確認しておこう。
原信プリーズ店前から平潟神社の通りの方にちょっと歩くとすぐ、こんな感じの小路がある。
まずこの小路に入っていかねばならない。
って、うおおおおおっ!!!!
くそっ!
またこの親父か!
この「COCO BAR」の親父にはいつもギョっとさせられる。
そのうちチビるぞ。マジで。
この小路を先に進む。
「COCO BAR」の親父はほっといて良し。
すると小路を抜けようとする辺りの左側に『松葉館』を発見。
なんだか・・・あんまり洋食屋っぽくないな、、、
看板には「割烹 松葉館」て書いてあるし。
まあ、あれだ。ここに写ってないけど店の入り口辺りにある看板には「和洋食」って書いてあるから和洋折衷の店なんだろう。
確か創業が明治時代だったはず。当時からこうなのかもしれない。
それはともかくとして今回訪ねるのは『レストラン美香』だ。
松葉館はそのうちまた来ることして、美香に向かう。
小路を抜け右を向くとこんな通りに出る。
この通りを進んでいくと、、、
あった!
あまりに看板が黒く汚れ果てているので気づかず通り過ぎるところだった。
いやー、、、路地裏番長も来ただけあって、さすがの店構えだなぁ、、、
一般ピーポーにはただの薄汚れ寂れ果てた店にしか見えないだろう。
だが、俺ほどの漢ともなればこの店の寂れ具合もまるでダイヤモンドのように輝いてみえるぜ・・・
すいません、嘘です。
まだそこまでの漢修行積めてませんでした。
ドアのノブに手をかけながらも、そこにかかっている「営業中」の札が信じられず、しばらくドアを開けるのをためらう俺・・・
・・・ややあって意を決し、めくるめく路地裏ワールドへの扉を開いた。
「いらっしゃいませ」
気の良さそうなマスターが声をかけてくる。
意外にも店内は古びてはいるものの片付いていて、落ち着いた感じの良い店だ。こういう店大好き。
店内には常連らしいリーマンがラーメンを、同じく常連らしきおっちゃんがハンバーグランチを食べていた。
ハンバーグ美味そう。
水とおしぼりを出された際、洋風カツ丼を注文しようとしてちょっと迷う。
だってハンバーグ美味そうなんだもん。
だがしかし、あくまでも今回は洋風カツ丼の調査の為に来たのだ。
鋼の意思をもって洋風カツ丼に決定。注文する。
持ってる間に他のお客さん達は帰ってしまい、カウンターのみの狭い店内にはマスターと俺の二人だけ。
所在無くカウンターの向こうに張られたメニューを眺める。
なかなか美味そうなメニューが並んでいる。
そのうちまた違うメニューを食べに来ようか、、、そんな気になった。
このときは気にも留めなかったが、誰かのサインも飾ってある。
誰か有名人でも来たのかな?
「お待ちどうさまでした」
マスターがにこやかに洋風カツ丼を運んできた。
洋風カツ丼には、デミグラスソースをかけた『デミソース系』と、ケチャップにデミグラスソース・ウスターソース・醤油等をブレンドしたものをかけた『ケチャップ系』がある。
美香のはどうやら『ケチャップ系』らしい。
『ケチャップ系』はこのように『デミソース系』に比べて色が淡く微妙に透明がかってる。
カツの厚さはいたって普通。
では、頂きます。
う~ん、微妙・・・
なんて言ったらいいのやら・・・なんか独特の風味がありますなあ。正直好みじゃないっす。
マスターには悪いけど、ぶっちゃけ洋風カツ丼は俺的にはハズレ。
いや、他のお客さんが食べてたハンバーグとかはスッゲー美味そうだったんよ。
店の雰囲気も好きだしマスターもいい人そうだし。
ただ洋風カツ丼にかかったソースの風味だけが、、、
え~と、、、マスターごめんなさい。
苦手風味ながらも完食めざし洋風カツ丼を食べていると、店の戸が開いて若いカップルが入ってきた。
明らかにこの店には不似合いなオサレなカップルだ。
キョロキョロ店内を見回してる。
ピンと来たよ。来ましたよ。わかっちゃったね俺は。
こいつらコマチ見て来たに違いねぇ。
そうだろ君達!!!!!!!!!
彼らも店の前でしばし逡巡したに相違ない。
彼女の方は乗り気じゃなかっただろうな。
だがコマチ見て、洋風カツ丼を食べてみたくなった彼氏がどうしても!って感じで押し切ったんだろう。たぶん。
だけど残念。コマチに取上げられてはいても、ここの洋風カツ丼はハズレだよ。(あくまでも俺的には、だが)
コマチももうちょっときちんとリサーチしてから記事にすりゃいいのに。
案の定、注文を聞きに言ったマスターに彼氏が注文したのは洋風カツ丼だった。
洋風カツ丼を平らげた俺は勘定を済ませ「ごちそうさま」と言い残し店を出た。
「ありがとうございましたー」
マスターの声を背中に受け、ドアを閉じる。
ごめんよマスター。
残念ながらここんちの洋風カツ丼は俺の口に合わなかった。
それでも記事にしちゃうんだ、俺。
ネタが無いから。
でもそのうちきっと、他のメニューで当たりを見つけて名誉回復するからさ。
今日のところは勘弁な。
そう心の中でつぶやき駐車場へと向かったのであった。
続く
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ただ長岡の食堂なら「和・洋・中」を問わずに扱っている店が多いが、その反面扱ってない店もまた数多い洋風カツ丼を、どうしたら無駄な予算を使うことなく確実に取り扱い店を見つけて調査できるかに頭を悩ませていた。
まあ入念な下調べを行うしかないわけだが。
それで何店舗か目星をつけて調査の続きに取り掛かろうとしたとき、たまたま買った新潟の地域情報誌「Komati」(以下コマチ)で「新潟の丼特集」をやっていた。
各ジャンルの丼ごとに県内のお店を何軒かピックアップするスタイルだ。
その特集で洋風カツ丼も取上げられていたわけだ。
「むう、先を越されたか」
そう思わないでもなかったが、まあなんも取上げられないよりマシだ。
いや、マシって言うよりも、むしろ活用させてもらおう。
つーことで今回取上げる洋風カツ丼店はコマチに載っていた『レストラン美香』に決定。
それでは調査開始!
昨年の10月某日、平日休みのその日、長岡の中心地の繁華街である殿町界隈まで『レストラン美香』探索の為にやってきた。
原信プリーズ店前の駐車場に車を止め、いよいよ目的地に向かう。
と、その前についでに長岡の洋食屋さんの中でも老舗中の老舗である『松葉館』の所在を確認しておこう。
原信プリーズ店前から平潟神社の通りの方にちょっと歩くとすぐ、こんな感じの小路がある。
まずこの小路に入っていかねばならない。
って、うおおおおおっ!!!!
くそっ!
またこの親父か!
この「COCO BAR」の親父にはいつもギョっとさせられる。
そのうちチビるぞ。マジで。
この小路を先に進む。
「COCO BAR」の親父はほっといて良し。
すると小路を抜けようとする辺りの左側に『松葉館』を発見。
なんだか・・・あんまり洋食屋っぽくないな、、、
看板には「割烹 松葉館」て書いてあるし。
まあ、あれだ。ここに写ってないけど店の入り口辺りにある看板には「和洋食」って書いてあるから和洋折衷の店なんだろう。
確か創業が明治時代だったはず。当時からこうなのかもしれない。
それはともかくとして今回訪ねるのは『レストラン美香』だ。
松葉館はそのうちまた来ることして、美香に向かう。
小路を抜け右を向くとこんな通りに出る。
この通りを進んでいくと、、、
あった!
あまりに看板が黒く汚れ果てているので気づかず通り過ぎるところだった。
いやー、、、路地裏番長も来ただけあって、さすがの店構えだなぁ、、、
一般ピーポーにはただの薄汚れ寂れ果てた店にしか見えないだろう。
だが、俺ほどの漢ともなればこの店の寂れ具合もまるでダイヤモンドのように輝いてみえるぜ・・・
すいません、嘘です。
まだそこまでの漢修行積めてませんでした。
ドアのノブに手をかけながらも、そこにかかっている「営業中」の札が信じられず、しばらくドアを開けるのをためらう俺・・・
・・・ややあって意を決し、めくるめく路地裏ワールドへの扉を開いた。
「いらっしゃいませ」
気の良さそうなマスターが声をかけてくる。
意外にも店内は古びてはいるものの片付いていて、落ち着いた感じの良い店だ。こういう店大好き。
店内には常連らしいリーマンがラーメンを、同じく常連らしきおっちゃんがハンバーグランチを食べていた。
ハンバーグ美味そう。
水とおしぼりを出された際、洋風カツ丼を注文しようとしてちょっと迷う。
だってハンバーグ美味そうなんだもん。
だがしかし、あくまでも今回は洋風カツ丼の調査の為に来たのだ。
鋼の意思をもって洋風カツ丼に決定。注文する。
持ってる間に他のお客さん達は帰ってしまい、カウンターのみの狭い店内にはマスターと俺の二人だけ。
所在無くカウンターの向こうに張られたメニューを眺める。
なかなか美味そうなメニューが並んでいる。
そのうちまた違うメニューを食べに来ようか、、、そんな気になった。
このときは気にも留めなかったが、誰かのサインも飾ってある。
誰か有名人でも来たのかな?
「お待ちどうさまでした」
マスターがにこやかに洋風カツ丼を運んできた。
洋風カツ丼には、デミグラスソースをかけた『デミソース系』と、ケチャップにデミグラスソース・ウスターソース・醤油等をブレンドしたものをかけた『ケチャップ系』がある。
美香のはどうやら『ケチャップ系』らしい。
『ケチャップ系』はこのように『デミソース系』に比べて色が淡く微妙に透明がかってる。
カツの厚さはいたって普通。
では、頂きます。
う~ん、微妙・・・
なんて言ったらいいのやら・・・なんか独特の風味がありますなあ。正直好みじゃないっす。
マスターには悪いけど、ぶっちゃけ洋風カツ丼は俺的にはハズレ。
いや、他のお客さんが食べてたハンバーグとかはスッゲー美味そうだったんよ。
店の雰囲気も好きだしマスターもいい人そうだし。
ただ洋風カツ丼にかかったソースの風味だけが、、、
え~と、、、マスターごめんなさい。
苦手風味ながらも完食めざし洋風カツ丼を食べていると、店の戸が開いて若いカップルが入ってきた。
明らかにこの店には不似合いなオサレなカップルだ。
キョロキョロ店内を見回してる。
ピンと来たよ。来ましたよ。わかっちゃったね俺は。
こいつらコマチ見て来たに違いねぇ。
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彼らも店の前でしばし逡巡したに相違ない。
彼女の方は乗り気じゃなかっただろうな。
だがコマチ見て、洋風カツ丼を食べてみたくなった彼氏がどうしても!って感じで押し切ったんだろう。たぶん。
だけど残念。コマチに取上げられてはいても、ここの洋風カツ丼はハズレだよ。(あくまでも俺的には、だが)
コマチももうちょっときちんとリサーチしてから記事にすりゃいいのに。
案の定、注文を聞きに言ったマスターに彼氏が注文したのは洋風カツ丼だった。
洋風カツ丼を平らげた俺は勘定を済ませ「ごちそうさま」と言い残し店を出た。
「ありがとうございましたー」
マスターの声を背中に受け、ドアを閉じる。
ごめんよマスター。
残念ながらここんちの洋風カツ丼は俺の口に合わなかった。
それでも記事にしちゃうんだ、俺。
ネタが無いから。
でもそのうちきっと、他のメニューで当たりを見つけて名誉回復するからさ。
今日のところは勘弁な。
そう心の中でつぶやき駐車場へと向かったのであった。
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初めまして。
初めまして!なんとなくサーヒンしてたらココに!凄くイイサイトですね。
で、美香・・・oh・・sexy・・・ため息が出るほど・・・(笑)
実は僕ラーメン食べたのですが・・・
馬区内(笑)残しました!(爆笑)
これからも更新楽しみにしてます。がんばって下さい。
路地裏番長(ビガー佐々木とセクシーダイナマイツ)より
で、美香・・・oh・・sexy・・・ため息が出るほど・・・(笑)
実は僕ラーメン食べたのですが・・・
馬区内(笑)残しました!(爆笑)
これからも更新楽しみにしてます。がんばって下さい。
路地裏番長(ビガー佐々木とセクシーダイナマイツ)より
えええええぇぇぇええぇぇぇぇ!!!11
まじっすか!?
本物の路地裏番長!?
うはwwwwwまさか本人に見つかるとわwwwww
お初です。
『真・路地裏番長 激闘編』『廃墟刑事』楽しませてもらってました。
おいらは路地裏店ばかりをまわるわけじゃないけど、そうゆう店も大好きなのでw
美香のラーメンの件は、ぶっちゃけ一目見て馬区内んだろうなって気がしてました。
やっぱりそうでしたか(笑)
では裏刑事にもよろしくお伝え下さい(爆)
サイトの更新楽しみにしてます。
本物の路地裏番長!?
うはwwwwwまさか本人に見つかるとわwwwww
お初です。
『真・路地裏番長 激闘編』『廃墟刑事』楽しませてもらってました。
おいらは路地裏店ばかりをまわるわけじゃないけど、そうゆう店も大好きなのでw
美香のラーメンの件は、ぶっちゃけ一目見て馬区内んだろうなって気がしてました。
やっぱりそうでしたか(笑)
では裏刑事にもよろしくお伝え下さい(爆)
サイトの更新楽しみにしてます。
プロフィール
HN:
じん
性別:
男性
職業:
八百屋(青果物仲卸)
自己紹介:
新潟県長岡市の青果仲卸業・カネヘイ青果の中の人。
仕事の事はあんまり書いてないです。
「酒の進むこと風の如く、
すぐ寝つくこと林の如く、
鯨飲すること火の如く、
泥酔すること山の如とし」
仕事の事はあんまり書いてないです。
「酒の進むこと風の如く、
すぐ寝つくこと林の如く、
鯨飲すること火の如く、
泥酔すること山の如とし」
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