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越後長岡を中心にローカルな食べ物やネタをレポートするB級ブログ
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2007年3月11日。


この日、我が「やおログ調査隊」(構成員1名)は、長岡市(旧栃尾市)下来伝で行われるという奇祭「ほだれ祭」の調査を行うために、榎峠を越えた。



「ほだれ祭」とは巨大チンポコをご神体と崇め、豊穣と子孫繁栄・安産祈願などを行う「ほだれ神信仰」における厳かな神事である。


この下来伝地区に祀られたマイナーな道祖神だったはずの「ほだれ神信仰」はいつの間にか急速に広まり、県内はおろか全国各地、あるいは海外からも信者が毎年巡礼に訪れるようになったという。


新たな宗教勢力として急速に台頭してきた「ほだれ教団」

今まで我々は、数々のカルト教団による組織犯罪・テロ行為を目撃してきた。


「ほだれ教団」が崇め奉る「ほだれ大神」とはいかなる存在なのか?

新たなカルト勢力となる危険はないのか?


その危険性の有無を調べる為に、今回の潜入捜査の指令が下ったのだ。




【3月11日AM11:00 長岡市(旧栃尾地区)下来伝】


この日長岡は雨が降っていたが、新榎トンネルを栃尾側に抜けると雪に変わっていた。

当初はもっと早く到着する予定だったが、いろいろあって予定よりかなり遅れてしまった。


<予定>
朝7時起床→9時出発→10時前に会場着。

正に完璧なプランだった。プラン通りに実行されてればだが・・・。



<実際>
7時起床→二度寝→8時起床→優雅に朝のネットタイム→9時半頃慌てて準備開始→10時過ぎ出発→11時会場着。


まあ単独行では良くあるパターンである。

ちょっと会場から駐車する場所が遠くなっちゃうけど仕方ない。


ちなみにこの日は二車線の道路の片側が臨時の駐車場となっている。



ちょっとわかりづらいかも知れないが、こんな感じで車が会場までズラーっと並んでいる。

車のナンバーを見るとやっぱり「長岡ナンバー」と「新潟ナンバー」の車が多い。

居並ぶ「長岡ナンバー」の車に紛れて「長崎ナンバー」のロードスターもあった。

危うく見過ごすところだったが、ちょっと面白かった。



会場に向かう道すがら、太鼓の音が聞こえてくる。

どうやらもう祭りは始まってしまったようだ。

急ごうにもどうにも雪の登り坂である。

長靴なんて気の利いた履物なんて持って来なかった。

思いっきり普段履きの靴である。

滑る滑る、濡れる濡れる。

後々開き直って濡れるに任せるのだが、この時点ではまだ開き直ってなかった。


まあいいや、確か一番最初は「大しめ縄張り」だったはず。

そんなにすぐには終わらないだろう。


違う意味で開き直ってのんびりと会場に向かって歩いていった。




会場に着くと「大しめ縄張り」の真っ最中。

かなり大変そうだ。

御神木の周囲は長く、大しめ縄はかなりの重さである。

周囲を大勢の人達が取り囲みながら作業を見守っている。


ちなみにこの御神木は「ほだれ神」と対になる「女杉」なんだそうな。



御神木に大しめ縄を張り終わると、続いて「ほだれ様」にも真新しいしめ縄がかけられる。

これにてどうやら儀式の準備は整ったようだ。



そして巡礼に訪れた信者達が神妙見守る中、厳かに儀式が始まった。

宮司による五穀豊穣・子孫繁栄・安産祈願などの願いを込めた祝詞が奉納され、集まった信者達にも榊が振られ福が分かち与えられる。



やがて今年の初嫁さん達が壇上に呼び集められ、子宝と安産を約束するイニシュエーションが執り行われる。

なお今年集まった5人の初嫁さんは全員県内からの参加者で、他都道府県の参加者はいなかった。

ちなみに内訳は、地元下来伝の嫁さん1人、旧長岡市内から2人、旧中ノ島地区から1人、県北の村上市から1人である。



まあ、実はここら辺で退屈してきていた俺は朝食を食べてなかった事もあり、早々にお食事タイムに入っていたのだ。

選べるフードは焼きそば・唐揚げ・うどん・たぬき汁・フランクフルト・焼き鳥などである。


となれば、やっぱりまずは「たぬき汁(モチ入り)」をチョイスしないわけにはいかないだろう。



汁自体はこういったイベントでよくあるチープな感じのものだ。

ぶっちゃけそれほど美味いものではない。



これがたぬき肉。

たぬきの肉は臭い、と良く聞くが、言われるほどの臭みは感じない。

味の方は肉の量が少なすぎてなんとも言えんが、悪くはない。

でもやっぱりもうちょっと肉が欲しい。


まあ汁や肉はともかくとして、モチが美味かった!

たぶん地元のもち米100%で作ったモチなんだろうが、もうスーパーやそこらの店で売ってるうるち米が混ざったようなモチとは全然違う!



ほら、こうやって箸で持ち上げると・・・



でろでろでろ~ん

まるでドリフのギャグみたいにモチが伸びる!

つきたて生モチだからというのもあるかもしれないが、それにしても美味いモチだった。


たぬき汁を平らげた後、焼き鳥に心惹かれそれも買った。



鳥皮である。

実に鳥皮だ。

なんか無性に酒が欲しくなる。

酒と言えば「かじか酒」もある。

飲みたい。

無性に飲みたい。

だが車がある。

飲むわけにはいかない。


今思えば「かじか」だけでもお願いして分けてもらえば良かった。


そして、俺が飲食にうつつを抜かしている間に厳かな儀式が終わり、一般参賀が始まった。

いよいよ謎に包まれた「ほだれ神」を間近で見る機会がやってきたのだった。



『ミッションチンポッシブル 栃尾地区下来伝に伝わる謎の儀式『ほだれ祭』に潜入捜査せよ!その2』に続く





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